居合道の意義

居合とは剣道の立合に対して居合という意で、先、又は後の先で鞘放れの一瞬に勝を制する必要上、創案された刀法で、坐居のとき、歩行するとき、その他、如何なる時、ところに於ても正しい真剣の刀法と身体の運用を錬磨し、己の心を治むる道である。

居合道の目的

真剣を以って定められた武技を通じ、身体を錬磨し、技術の錬達を計り、武徳修養に努め、礼譲慈愛に富む質実剛健の精神を作興し、国家社会に貢献し得る立派な人を育成するためであり即ち武道を通じての処世の修養である。